成長パロ第146話「子猫何処の子」
リク消化、今回は子猫を育てる話でございます。
本日は猫の日ですし、猫ネタは外せないと思いまして…。
博希の誕生日でもあるので何気に彼も出張らせてみました(笑)

ある放課後、委員会を終えた博希が部屋に戻ってくると、良一が大きな箱に入った子猫達と戯れていた。手のひらに乗るほどの大きさに、生え始めた柔らかな体毛。まるで毛玉の群れである。
『にゃ~ん、にゃ~ん』
「うわっ!良一、どうしたのこの子猫達…」
「これ?尼崎先生が拾ってきたんだ。あまりにも可哀想だからって…今引き取り手を探してるんだけど、見つかるまでの間僕達生物委員会が世話することになってね」
「へぇ…それにしても可愛いなぁ~」
箱の中でにゃーにゃー鳴きながら良一の指に吸い付いてくる子猫達に、博希はそっと触れてみた。ふわふわと柔らかな毛並みは温かく、実に心地良い。山麓丸と青葉も箱の縁にしがみ付いて興味深げに眺めている。
「ふふふっ、あったかーい…わぁ、吸っちゃ駄目だよぉ、おっぱいじゃないんだから!w」
一方新平は職員室で苦々しくぼやいていた。それを雛が宥めている。
「…ったく、大切な命を無駄にしようだなんて、無責任にも程があるだろ!八左ヱ門が毎回言ってんじゃねぇか、一旦生物を飼ったら最後まで面倒を見るのが人として当然だって!責任が取れねぇ奴に生物を飼う資格なんかねぇよ!」
「まあまあ落ち着きなさいよ、ある程度成長したら避妊手術を施してあげれば悲劇は繰り返されずに済むし…」
「そうは言ってもよぉ、俺は人道に背く行いが嫌いだからよぉ…」

子猫達は生物委員総出で世話した甲斐あって、何事も無くすくすくと成長していった。今は良一が孫兵と一緒に子猫達の面倒を見ている。
「…えーと、この後うんちを出させるためにお尻を刺激してやるんですっけ」
「いや、これくらい成長していれば一人で排泄できるから、その必要は無いよ。…あっ、ほら、見てごらん!」
孫兵がちょこちょこと歩き出した1匹の子猫を指した。見るとトイレ用にと砂を敷き詰めた箱に入り、自ら排泄とその処理を済ませていた。誰に教えられた訳でもないのに、自然とその動作が身に付いているのは生命の神秘としか言い様が無い。
「わー…凄いなぁ、一人でできるなんてお利口さんだね」
戻ってきた子猫の頭を良一がちょこっと撫でると、子猫も「にゃーん」と一声鳴いた。
子猫達の面倒を見ているのは何も生物委員だけではない。その可愛さにメロメロになったくのいち生徒諸君や1年生軍団も挙って手伝いに来ているのだ。
「はぁ~…やっぱり子猫ちゃん、可愛いわ…」
可愛いもの好きなくのいち生徒はすっかり恍惚とした顔で、子猫達を抱っこしたり毛並みを撫でたりしていた。1年生軍団は猫じゃらし片手に戯れている。

子猫達を拾ってから1ヶ月余りが過ぎた。大分成長したとはいえ相変わらず可愛いままだ。この頃には子猫達はすっかり学園のマスコットと化しており、授業や委員会が無い時は皆揃いも揃って子猫達の様子を見に来ていた。
「やぁ、調子はどうだい?病気はしてない?」
「新野先生と木下先生から蚤取りの薬処方してもらったよー!」
猫に限らず、ペット動物には蚤やら寄生虫やらが取り付いて様々な病気を引き起こすことがある。だからこうして、定期的に駆虫してやる必要があるのだ。
「まったく、やがてはわしらの元を離れていくというのに、皆現を抜かしおって…しかし可愛いのぅw」
顰め面の学園長も、結局は猫に夢中だった。こっそり庵を抜け出しては煮干や削り節を与えている。それをヘムヘムとすももが覗き見てくすくす笑っていた。

そして否応無しに訪れる、別れの時。子猫達の引き取り手が見つかったのだ。
「…何時かは来るであろうと思ったが、いざその時を迎えると…何だか寂しいな…」
寂しそうな顔で新平が呟くと、生物委員一同も残念そうな顔で小さく頷いた。
「だけど、これがこいつらの幸せなんだよな…。ご主人様の傍で平穏に暮らせるのが一番いいよな…」
「そうですよね…僕達と同じ危険を背負った忍獣として使われるより、ずっといいかと…」
早速受け渡し先である動物病院に子猫達を連れて行く。全員に避妊手術を受けさせ、引き取り手が来るのを待つ。
やがて約束の時間になり、「こんにちはー、猫ちゃんを貰いに来ましたー」と、子猫達の飼い主となる人々がやって来た。
「いらっしゃい、今手術が終わったところですよ。♂の子はすぐに連れて帰れますが、♀の子は1日入院なので、受け渡しは翌日以降になりますがよろしいですか?」
『了解しました!』
引き取り手達は暫く獣医や生物委員一同と会話をして、それぞれどの子猫を引き取るか決めていった。
全員に貰い手がついたところで、生物委員一同は「ありがとうございます」と礼を述べ、学園へ戻っていった。去り際に振り向き、小さく「幸せになれよ…」と呟く新平。その横顔は寂しそうだが、嬉しそうにも見えた。
「あの人達なら、あいつらを大切にしてくれる。そう信じよう…それしかできねぇが、それでいいんだ」
そう言うと、一同も同意した。吹き抜けていく風はまだ冷たかったが、微かな春の気配が確かにそこにあった。
 
メロメロぉ~
佳奈美です。
♀殺蔵シリーズ開始しました。
今日は3本更新しました。
ネタは結構まとめているので順調に更新して行きます。
明日も♀殺蔵シリーズを更新します。

今週の更新したリクエスト小説読みました。
子猫にメロメロでした~
子猫って可愛い分あっという間に大きくなるんですよね~
もちろん大きいのも可愛いけど♪
来週は昆奈門×友一ですね。
楽しみに待っています。
にゃんにゃんにゃん♪
コメありがとうございます。
終に始まりましたね殺蔵♀シリーズ…!いやぁ眼福眼福w
殺蔵は男でも女でもほんとに色っぽいから、生で拝みたくなります…^p^

猫は本当に可愛いですよね…!ネタがネタなもんで可愛さMAXを目指してみました。
今日も3本
佳奈美です。
♀殺蔵シリーズ3本更新しました。
明日は気分を変えて本編を更新します。
順調ですね~
コメありがとうございます。
大分進んでますね。…って、伝子さんーーー!!wwww
これはwwww流石に勘弁してほしいですwwww
明日は本編ですね?wktk。
朝早く更新
佳奈美です。
本編2本更新しました。
1本目は滝夜叉丸が騒動を起こして新平を怒らせる話。
2本目はチャットで話していたレオとアビーの子供の話です。
明日は♀殺蔵シリーズを更新します。

7時半のチャット、楽しみに待っています。
滝は何をしているんだ;
コメありがとうございます。て、更新早すぎですよー!w
レオとアビーの子供は可愛いな。しかし滝よ…お前は何をしているんだ;
これは新平がキレるのも無理無いわ!建家は人の扱い方をよく心得ている。
てか、柚子胡椒饂飩美味しそう…
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